うつ克服

うつ克服のベースは「休養」

心と体の休養が、うつ病克服の第一の方法なのです。
ゆっくりと休みを取ることが、結果的にもとの生活を早く取り戻す
近道となります。

 

しっかり休んで薬を飲むことがうつ克服の基本

 

心と体のエネルギーが切れてしまったうつ病状態で
行動を起こそうにも、体は動いてくれません。
ガソリン切れの車を無理に動かそうとしても動かないのと同じです。

 

しかし、うつ病になりやすいまじめでがんばり屋の性格の人は
「自分のせいでこんなふうになってしまうんだ」
「やればできる。大丈夫」とつい無理をしてしまいがちです。

 

これが実は悪循環を招き、どんどん悪化の一途をたどります。

 

エネルギーが切れてしまっているなら補充が必要で
それには、なによりもまず休養することが重要です。

 

そして、休養と同時にきちんとした抗うつ薬の服用が大切です。
抗うつ薬に拒否反応を示す人も多いですが
飲み始めたらやめられなくなってしまうというような
依存性のある薬ではありません。

 

うつの原因は、脳神経細胞の神経伝達機能障害であることが
明確なので、抗うつ薬による治療は欠かせません。
抗うつ薬については後ほど詳しく説明します。
抗うつ薬は必ず医師の指示に従って服用するようにしましょう。

 

 

うつ克服のために、休養中、家族や周囲の人が気をつけること

 

うつ克服のための休養は、内科的な病気と違って
一日中寝ているというわけではありません。
寝たいときは寝て、気分がよいときは起きたり
テレビを見たりという感じです。

 

家族にとっては、「うっとうしい」と思うこともあるでしょうが
あからさまに顔に出すとうつ病患者さんは傷つき
自分を責めてしまいます。
休養中は「これがずっと続くわけではないんだから」と
理解し、是非受け入れてあげてください。

 

うつ克服の原則

 

職場・家族

1〜3ヶ月の休養。
仕事を持っている人は休職。
仕事のない専業主婦などは、家事を休んで休養。

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周囲の人は、うつ病の原因を突き詰めたり
反省させようとしたりしない。
励ましも厳禁。

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仕事や家事の復帰は段階的に。
仕事がある場合は、リハビリ出社(出勤・帰宅時間の制限)など。
専業主婦は、できることから少しずつはじめる。

 

医療者側の対応

うつ病の診断がつき次第、抗うつ薬の投与。
同時に休養の指示。

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薬物療法・薬の副作用の説明をして、理解を得る。

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症状が改善してきても、最低3ヶ月は抗うつ薬を続けて
服用するように指示。